【半生回顧編】私がオタクになったきっかけ
この記事の前置きとして完全に自分の偏見で書いてるので異論は全然認める。
近頃はすっかり”オタク”という存在が世間的に認知され、今や市民権を得たと言えるだろう。
中にはまだオタクという存在を毛嫌いする人もいるとは思うけど、個人的には毛嫌いする層が少数派になっている感じがする。
こういう状態になったのはおそらく2013年頃だと思うんだよね。
「ラブライブ」と「アイドルマスター」というアイドル系アニメがこの頃から流行りだして若者を中心にAKBのような今までの三次元のアイドルから二次元のアイドルの移行化が始まった。
そして二次元のアイドルにハマる人の数が過去最高に増え続け、知名度も増したことによって多数派になり、自分が二次元アイドルにハマっていることを隠す必要がないし、
むしろステータスだと思っている人も少なからず存在したと思う。
それにSNSの普及も大きかった。
自分もオタクだけど今も昔もオタクは気持ち悪いことには変わりないし、その身なりで秋葉原以外の道路を歩いちゃダメだろって思う。
で本題がここからで
私が二次元の世界にハマったきっかけは2003年(当時は小学5年)の深夜。
親に虐待中学受験を強いられていた私はいつものように塾から帰ってきて復習的なものをやっていた。一通り終わって寝ようかと思って布団に入ったが目が冴えちゃって全く寝れなかった。
深夜にテレビを見るという行為が悪いことだと当時は思い込んでいたが、
ダメと言われたらそれをやるのが子供の仕事!
親に見つかって怒られるんじゃないかという恐怖と未知のことをするドキドキ感がやばかったのを覚えている。
テレビをつけたらよくある深夜のバラエティ番組をザッピングしていったら異様に画面が明るくなったチャンネルがあった。
そのチャンネルだけはアニメがやっていて当時の自分はなんでこんな時間にアニメなんかやってるんだ?日曜の朝のクラッシュギアみたいなノリでそういうアニメの再放送かと思った。
しばらく眺めていたらそのアニメの登場人物が異様にみんな目が大きくて声も高く、女の子が9割を占めていることに気づいた。
金髪でツインテールの女の子なんてミルモでポン!の南楓で見慣れてはいたがそういうものとも違う。
完全に男を落としにかかっている言動の数々。
登場人物の女の子が全員可愛くて、しかもその全員が一人の男を取り合ういわゆるハーレム系だった。
初めて視聴した直後から芳乃 さくら という女の子にガチ恋してしまった。
視聴し終わった直後は放心状態で発狂しないと興奮状態を沈めることはできなかった。
この瞬間から二次元の女の子じゃないと好きになれない病になってしまう。
その後好きな二次元の女の子がどんどん増えていって、脳内ハーレムを築き上げることに成功した。
当時はこういうアニメを見ているということが世間にバレたらガチでアカンかった。
あいつは気持ち悪いアニメを見ているから関わっちゃダメとかあそこのお子さんはちょっとおかしいから無視しましょう
みたいなのが起こるから。
実際に中学生までは結構な頻度でバレてそういう状態になって親や教員からは怒られ(今思い返せば何に怒られてるのかわからんが)、同級生からは無視されたり、気持ち悪がられた。
世間からハブられている感はあったけど自分が好きなものだから特にやめるということもせず、むしろ気持ち悪がっている同級生に向かって深夜アニメの布教みたいなのをしていた。
稀にハマってくれる人がいるからやりがいがあったw
深夜アニメって深夜に起きているということが日常的にないとネットがまだ普及していなかった時代だと視聴できるチャンスがない。
こうやって深夜アニメに出会えたことというだけでも中学受験という人生の無駄イベントをやって良かったと思った。
今はアニメはほとんどリアルタイムで視聴することは減ってしまった。
ネットでいつでも好きな時間に見れるという要因が大きいが、
そもそもアニメ自体が最優先事項出なくなったのもまた事実。
しかし、あの年齢で深夜のリアルタイムに色々なアニメをみた経験は何事にも代え難いものがある。
その経験をするのと東京大学卒業の学歴どっちが欲しい?と聞かれても間違いなく前者を選ぶ価値がある。
(東京大学の学生にはどちらも備えている人もいるが。。。)
初めての経験は新しいことが見えてくるチャンスでもあるので、
今回はそれをやった結果人生が暗くなったという私の失敗例になってしまったが、
無下にせずいったん受け止めてみると良くも悪くも今後あなたの人生で何か変わることがあるかもしれない。
年をとると、新しいものが出てもそれを疑い根拠のない批判をして手を出しにくくなるからな。
そんじゃ